さて今回はドイツ引越しシリーズ第二弾、内見参加後の契約申込~物件契約(入居)までについて紹介して行きたいと思います!
前回記事:ベルリンで賃貸物件探しってどんな感じ?|前編
内見終了!入居申し込みをしよう
内見後そのアパートに住みたいな!思ったらその後必要書類一式を揃えてすぐに申し込みをします。ポイントはすぐに行う!ということ。
もたもたしていると他の入居希望者に物件が取られてしまいます!!
また、入居の申し込みを行う際に必要な書類は下記の通りです。
必要書類
1.アプリケーションフォーム(各不動産屋によって決められたフォームがあります。内見参加時に渡すケース、メールやWebページからダウンロードができるケースと様々です)
2.ID(パスポートや滞在許可証、就労ビザなど)
3.3か月分の給与明細(または雇用契約書)
4.Schufa (個人信用スコア)
5.賃料支払い証明書(現在の物件の管理会社に依頼すると取得できます)
6.犬の証明書(犬がいる場合)
この書類をスピーディーに準備し、スキャンしたものをメールで不動産屋に送信します。
Schufaは大きめの郵便局またはオンライン(Schufa-BonitätsAuskunft) で手配ができます。有効期限は発行から3か月となっており、無料のもの[※1]は証明として使用できませんので、注意しましょう!
2022年5月現在、1通発行に29,95€かかるそうです。
※1schufaは、1年に1度まで無料で個人スコアのデータ紙を取り寄せることができます。ただし、無料版は個人スコアの推移履歴は確認できますが、証明書としては使用できません。不動産に提出する場合は有料で発行になります。
また、無料版の取り寄せもオンライン(Schufa-BonitätsAuskunft) でできます。
Schufa WEBサイト
入居申し込みをおこなったら、あとは祈りながら待つのみです。前向きな返事の場合だと3日以内、遅くとも1週間以内には連絡が来ると思います。もし1週間以上まってもなんの連絡もない場合、審査結果は期待できません…次に切り替えていきましょう!
物件が決まった?!さっそく契約書へサイン
入居の申込みを行ってから数日後、前向きな返事をゲットしたらあとは契約書にサインをしに不動産屋まで行くだけです!
「〇月〇〇日の〇〇時にオフィスに来てください」 とメールがきたら、時間に遅れないように不動産屋のオフィスに行きましょう。
ちなみに、ドイツはまだまだ紙ベースの書類が基本。また、一枚一枚に「見たよ!」というサインが必要なので合計50~60枚の契約書(25~30枚分×2部)ひたすらサインを書かされます…。興奮して気合を入れすぎると最後に腕が痺れるかも…(笑)
自分の分のサインが終えたら、大家さんのサインを入れるためにいったん契約書は不動産屋にバックします。
後日、郵送で大家さんのサイン入りの契約書が送付されてくるはずですので、こちらは大事に保管しておきましょう!
引っ越しまでの準備リスト一覧
契約書にサインしたら、次の連絡が来るまで引っ越しの箱詰め・今住んでいるところの掃除をしながら待機です。入居日が近くなると鍵の受け渡しの連絡があります。
ドイツでは、家探しから物件の契約までは「不動産屋」、それ以降のカギの受け渡しや、入居中の質問やトラブルなどは「管理会社」または「大家さん」が担当して行います。その為、今までお世話になった不動産屋の方ではない第三者からカギの受け渡しのメールが来ます。入居日間近になっても連絡が来ないという場合は、スパムフォルダにメールが来ている場合もありますので要チェックです。
また、引っ越しするものは物品の他にも…
・電気
・ガス
・インターネット
・TV/ラジオ
・保険/銀行
・その他サブスクリプション(Amazonなど)…
とたくさんありますので、スケジュールをしっかり立てて行いましょう!
特にインターネットの移動はプロバイダーの工事が必要な場合もあります。私はこの手配に失敗して1週間モバイルインターネットのみで過ごしました…。
また、電気室に入っての工事が必要な場合は大家さんの許可が必要だったり、特別室のカギを開けてもらわないといけなかったりする場合があるのでご注意を。
カギの受け渡し当日の流れは?
カギの受け渡しはいたってシンプル。こちらも契約書類にサインをしたときと同様に、管理会社よりメールで「〇月〇〇日の〇〇時に物件の前に来てください」と連絡がきます。
当日は特に持っていく物もなく、管理会社の担当者とともに電気メーターと水やガスメーターの検針をします。そして簡単に部屋の説明をされ、カギの受け渡しと鍵の受渡書にサインを行い終了です♪
あとは引っ越しのみ!!!!
ドイツは自分達で引っ越しをすることが多いですが、中には個人で引っ越し業を行っている場合もあります。業者を使う場合は、日程の調整もお忘れなく!
また、今住んでいる物件がある場合は入居前の状態に戻す必要があるので、壁の穴をふさいだり、色を塗ったりという作業も必要になります。
自分たちで行った方が遥かに安くすむので、自分でトライすることを私はオススメします。退居時の掃除を怠ると入居時に支払ったデポジットが満額戻ってくることはありません…。
まとめ
ベルリンでのアパート探しは運との勝負でもあり、1ヶ月はかかる場合が多いです。実際、わたしは1度目を1ヶ月半ほど、2度目は1ヶ月弱ほどかけて家探しをしましたし、内見参加者の中には3ヶ月もアパート探しをしているという人もいました。
WGよりも時間や手間がかかる長期戦になることは間違い無いかと思います。
長期戦になり、御祈りメールや、詐欺メールをもらい続けるとメンタルは削られて行きますが、きっとあなたのことを呼んでいる素敵な物件がありますので、へこたれず頑張って物件探しをして行きましょう!!!
関連記事:ベルリンで賃貸物件探しってどんな感じ?|前編
関連記事:ベルリンでの物件探しWEBサイトまとめ
Mia
2019年にベルリンに結婚を機に移住。
趣味はパン作りとガーデニング。お酒も大好き。