遊べるアートなベルリンのイベントスペース「RAW-Gelände」へ行ってきた!

ベルリンの中心部に位置するFriedrichshain-Kreuzberg(フリードリヒスハイン-クロイツベルグ)地区は、常に若者で賑わう街。中でも、Warshauer Straße(ワルシャワシュトラーセ)と呼ばれる大通り周辺には、バーやクラブ、お洒落なカフェやレストランなどが軒を連ね、週末には夜通し夜遊びをする若者たちで溢れています。
 
今回私がレポートするのは、そんなWarschauer Straßeにあるイベントスペース「RAW-Gelände(ロウ-ゲレンデ)」!
イベントや市場、ナイトライフが楽しめるのはもちろん、アートのジャングルともいうべきそのベルリンのストリートアートが詰まったクリエイティブな空間には、カメラ片手に探検しに行くのもおすすめです。

RAW-Geländeとは


RAW-Gelände内のグラフィティー

RAW-Geländeは、まさに若者のためのイベントスペース。アートプロジェクトと異文化交流の場所であり、そして沢山のバーやナイトクラブの本拠地でもある、実に多目的なヤングベルリナーのオアシス。
敷地内にはアーティスティックなグラフィティーに囲まれたバーやナイトクラブ、ライブハウス、カフェやギャラリー、さらに奥の方に進めばスケートパークやボルダリングジムまで立ち並んでいます。


お店の壁に描かれたグラフィティー

それぞれの施設ではコンサートやパーティー、ワークショップなど幅広いイベントが行われている他、RAW-Geländeの敷地内では毎週日曜日にアンティーク品や古着、ジュエリーなどが手に入る蚤の市も開催されています。
この蚤の市は観光客にも人気があり、蚤の市目当てにRAW-Geländeを訪れる観光客も多いようです。
 
クリスマスの時期には、Weihnachtsmarktと呼ばれる地元民にも人気のクリスマスマーケットもここで開催されるなど、イベントスペースとして1年を通して様々なイベントを提供してくれています。
 
イベントの他にも、デジタルアートが楽しめるお店や、貸切できるパーティーツリーハウスなど、面白いコンセプトのお店があるのも魅力の一つです。

「遊べる店」が集まるアートなガレージ


RAW-Geländeへ続く階段

S-Bahn Warschauer Straße駅を出て直ぐにあるRAW-Geländeへと続く階段を降りると、そこには奥行きのあるまるで大きなガレージのような空間が広がっています。
 
至る所にステッカーが貼られていたり、壁中に落書きがされていたりとかなりごちゃっとしていますが、このごちゃっと感もベルリンアートの見どころ。


落書きされたATM

ステッカーが貼られたライブハウスの受付

敷地内を奥に進むと、レインボーに輝くヴィーガンレストランバーを発見。ヴィーガンの軽食や、おつまみやお酒の他、冬は自家製のグリューワインを出してくれるそうです!
 
このバーの他にも、テラス席があるバーや、フュージョン料理屋さん、タイ料理屋さんなんかもあります。


ヴィーガンレストランバー Emma Pea

敷地内にあるナイトクラブは、有名どころのクラブから、小さいながらもユニークなコンセプトのクラブなど様々。
 
週末にパーティーをハシゴしたいときは、RAW-Geländeを試してみても面白いかもしれません。


ナイトクラブ WEIẞE HASE

ナイトクラブ Cassiopeia

ライブハウス BADEHAUS

更に奥に進むと、煉瓦造りのお店の看板になんと「BADEHAUS(銭湯)」の文字が…!
更に「Sauna」と書かれたボードも発見。本当にこんなところに銭湯が…?と淡い期待を抱きつつよく見てみるとこちらはまさかのライブハウス!銭湯という名のライブハウスなんて面白いですよね。
 
サウナ状態になるまで盛り上がる店内で、美味しいお酒とライブが楽しめます。


スケートパーク SKATEHALLE BERLIN

RAW-Gelände内を歩いていると、スケートボードを持った若者とよくすれ違います。
 
そんな彼らの憩いの場、スケートパークSKATEHALLE BERLINは、ただのスケート練習場にとどまらず、ここに集うスケーターのコミュニティの活動拠点にもなっています。


スケーターのコミュニティの活動プログラムが書かれたボード

SKATEHALLE BERLINの周りに、スケートクラブの今週の活動プログラムが書かれたボードがありました。月曜日はスケート。火曜日はフィットネスと料理、水曜日はスヴェタ先生とのウクライナ語レッスン!全部楽しそう!


ボルダリングジム Der Kegel Kletterturm (Der Kegel)

敷地内にはスケートパークだけではなくボルダリングジムまであります。
 
ジムの窓からは、クライミングウォールでクライミングをする人々が見えました。本格的なクライミングウォールから、18mを超えるクライミングタワーもあるんだとか。


デジタルアートのお店 THE LIGHTHOUSE

そしてこちらはベルリンのチームラボ、THE LIGHTHOUSE。幻想的でモダンなデジタルアートがたったの7€から楽しめるお店です。
 
デジタルアートショーの他にも、デジタルアートとジャズがコラボしたコンサートなど、素敵なイベントも開催しています。

RAW-Geländeでヤングベルリナーの文化体験!


RAW-Gelände内のTeledisco

RAW-Geländeでは、施設やお店の他にも、ベルリナーにお馴染みのちょっとした面白いものを発見することができます。こちらの公衆電話ボックスのようなものはその内の一つ、RAW-Gelände名物、その名も「Teledisco」!
 
Telediscoは、外観がまるで公衆電話ボックスのようなミニディスコ。外側から2€を投入すると曲が選べます。中には小さなミラーボールや照明も搭載されており、1曲分だけのミニパーティーができる仕様になっています。


Telediscoの曲選択のスクリーン

Telediscoの外側に付いているパネルで曲を選択したら、あとは中に入って踊るだけ!私も一度使ったことがありますが、照明がかなりバチバチで目が眩むので、サングラスを持参することをおすすめします!


BADEHAUSの横にあるPhotoautomat

そしてRAW-Gelände内にいくつか設置されているのが、これまたベルリナーお馴染みのベルリンのプリクラ「Photoautomat」。
外側からコインを入れて、中で写真が撮れます。
プリクラといっても仕上がりは白黒でシンプル。3€で4枚撮ることができます。


Photoautomatの写真の仕上がり

このシンプルな仕上がりが可愛いPhotoautomatも、若者や観光客に人気があり、週末には大人数で男女が一緒に写真を撮ったりしています。RAW-Geländeで遊んだあとは、彼らに混じって是非青春の一枚を撮ってみて下さい。

アクセスと注意点

RAW-Gelände
Revaler Str. 99, 10245 Berlin
S-Bahn Warschauer Straße駅から徒歩5分

 
RAW-Geländeの敷地内にはいつでも入ることができますが、それぞれのお店の営業時間はお店によって異なります。行きたいお店がある場合は、ホームページで営業時間をチェックしてから行くことをおすすめします。
TelediscoやPhotoautomatの利用にはお札ではなくコインが必要です。両替してから行きましょう!

kanako

Kanako

ワーホリ生活1年を経て、そのまま本腰をいれてベルリンに居住。最近のブームはバインミーで、マーケットやお散歩に行くのが好き。趣味はキッチンドランカー。

UnternehmenOK!ベルリン 運営会社

OK!ベルリン とは画像
会社名
合同会社elegirl
代表
岡崎龍夫
所在地
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-26-28 原宿V2ビル 2F
事業内容
広告デザイン・WEBサイト開発・WEBマーケティング
OK!BERLIN(オーケーベルリン)とは画像