環境保護への関心が高いベルリンではゴミの分別をきちんとしている人も多いです。
間違った捨て方をした場合、隣人に注意をされたりゴミを回収してくれないこともあるので、きちんと分別をして捨てることが大切ですよ。
今回はゴミの基本の捨て方について押さえておくべきポイントをご紹介します。
ベルリン ゴミ捨ての基本ルール
ゴミは基本的に種類別にゴミのボックスへ捨てます。
ベルリンのそれぞれのアパートメントには中庭にゴミのボックスが置いてあります。
初めて見たときにはこんなに種類があるの?と思うほどでした。けれども慣れれば簡単!
種類別にボックスの色が違ったり、ボックス自体にゴミの名前が書かれているので、覚えてしまえば難なく捨てることができますよ。
また、「この日にこれを捨てなければいけない」などのルールは基本的にありません。
どんな種類がある?ベルリンのゴミ分別
ゴミの種類は主に、Bioゴミ(生ゴミ)・家庭ゴミ・リサイクルゴミ・紙・グラスなどがあります。
それぞれの種類別に捨て方を見ていきましょう!
Bioゴミ(生ゴミ)
野菜くずや食べ残しなどのBioゴミは、Biogutと書かれている黒のボックスへ捨てます。
Bioゴミは回収後には農業用の堆肥へリサイクルされます。もちろん個人で収集し、堆肥化してもOKです。
家庭ゴミ
衛生用品・書類・アルミホイル・食器などのリサイクルが難しいゴミは、BSRと真ん中に書かれている大きい黒ボックスへ捨てます(アパートによっては小さいサイズのものもあります)。
ここに捨ててはいけないものは、プラスチック・ガラス・紙・Bioゴミ・電気機器などです。
リサイクルゴミ
プラスチック・ペットボトル・ビニール・缶・アルミホイルなどのリサイクルが可能なゴミは、黄色かオレンジ色のボックスへ捨てます。
ボックスにはWertstoffe(リサイクルが可能なもの)という文字とイラストも書かれているので分かりやすいですね!ここに捨ててはいけないものは、電気機器・木・紙・グラスなどです。
紙ゴミ
新聞・段ボール・書籍・ノートなどの紙ゴミはPappe/Papierと書いてある青のボックスに捨てます。
捨ててはいけないものは、紙以外のゴミや紙類の中でも壁紙・汚れた紙・ワックスでコーティングされた紙などです。
グラス
ボトル・瓶・メガネなどはGlasと書いてあるボックスへ捨てます。
ボックスにはWeiss(白)のグラスとBunt(色付き)と書かれていたり、アパートによってはWeiss(白)・Grün(緑)・Braun(茶)と書かれているボックスもあります。
グラスが透明なものは白いWeissのボックスへ、それ以外の色が付いているグラスはBuntか、緑色のグラスはGrünへ、茶色のグラスはBraunへ捨てます。
また、ここに捨ててはいけないものは食器・窓ガラス・白熱灯などのゴミです。
ベルリンのゴミは誰が回収している?
アパートメントのゴミボックスや街に設置されているゴミ箱の回収は、BSR(Berliner Stadtreinigungsbetriebe)という業者が行っています。
電化製品・粗大ゴミ・汚染物質などの処理が難しいものは、個人的にBSRへ連絡を取り回収日を決めて処理してもらうことができます。
また、BSRのリサイクルセンターもベルリン市にいくつか設置されていて直接持っていくこともできます。良い状態の物であれば、BSRが主催するNochMallという中古品のモールに出すことができるのです。モールには、家具をはじめ衣類、家電製品などが販売されています。リサイクルや使いまわしを重んじるベルリンならではの形ですよね!
ベルリンにいるなら知っておくべきゴミの捨て方。慣れてしまえばとても楽なので、早めに覚えておくことをおすすめします!
hinayu
アーティストとしてベルリンで活動中。
好きなドイツ語はPurpur(紫)