ドイツと言えばやはりビール大国として有名です。
スーパーのビールコーナーに行くと、数え切れない程の銘柄にビール党の筆者は毎回心をときめかせています。
今回はその中でもポピュラーな物を中心に選出してみました。
日本ではビールが苦手だったと言う人にも、ドイツのビール陣は幅広い層を虜にするバラエティ豊かな味わいであなたを待っています!
この機会に是非、ビール大国ドイツのビールを試してみてはいかがでしょうか?
それでは早速ベルリンのスーパーで買える人気のドイツビール5選を紹介したいと思います!
Weihenstephan Hefe Weissbier
(ヴァイエンシュテファンへーフェヴァイスビアー)
・白ビール
・発酵の種類:上面発酵
・色:白濁した金色
・アルコール度数:5.4%
まず最初にご紹介するのは、白ビールのWeihenstephan Hefe weissbier。
一口飲むと軽いバナナやクローブ等のスパイシーな風味が口内に広がり、爽やかな甘味を感じられるのが印象的なビールです。
食前酒としても美味しく、またドイツのソーセージやザワークラウトとの相性も抜群です。
ほんのりとバナナの風味がありながらもスッキリ爽やかな味わいのため、季節問わずオールラウンドで楽しめるビールです!
ヴァイエンシュテファンはバイエルン地方にあり、1040年に設立された世界で最も古い醸造所でもあります。
そしてこのビールは数々のワールドビアアワードを獲得しており、ドイツに来たら是非とも試してみたいビールです!
※ 個人的に焼き鳥とも絶妙に合うと思うので、ドイツで出来た友人を招待して自宅で焼き鳥パーティなんかも盛り上がって良いです◎
Erdinger Kristall
(エルディンガークリスタル)
・白ビール(透明)
・発酵の種類:上面発酵
・色:金色
・アルコール度数:5.3%
続きましてErdinger Kristalのご紹介です。
Erdingerはバイエルン州のErdingと言う街にある世界最大の小麦ビール醸造所で造られている事で有名です。
そしてその中でも、このクリスタルは高い人気を誇り長年愛されているビールの一つです。
伝統的なヘーフェヴァイツェン白ビールのような白く濁った物とは違い、透明なクリスタル色が特徴のこちらのビール。
白ビール特有の甘さがありながらも、軽やかな喉越しで心身共にリフレッシュ☆
ランニングなどのエクササイズや、スポーツの後にグイっといきたくなります。
レモンを添えて飲むとビールの持つ甘味にレモンの爽快感が加わり、脳内ハッピー指数が倍増するでしょう◎
Jever Pilsener
(イェーヴァー)
・ピルスナービール
・発酵の種類:下面発酵
・色:金色
・アルコール度数:4.9%
次は筆者も大好きなピルスナービールのJever.
醸造地であるイェーヴァーの町の名を冠したビールで、1848年から「Friesisches Brauhaus zu Jever」(イェーヴァー・フリジアン醸造所)で造られています。
このJever Pilsenerは、ドイツで最も苦味の強いビールの一つとも言われておりますが、そこまで突出した苦味ではなく純粋に豊富なホップを感じる事が出来る味わいです。
そして最初の一口目のガツンとくる喉越しが特徴です。
特に真夏にはキンキンに冷やしたJeverを公園に持ち込み、夏の日差しを体一杯に受けながら葉が揚々と生い茂る木の下で飲めば、明日への活力が湧いてきます。
一口飲むと止まらなくなる事請け合いです!
Augustiner-Bräu Edelstoff
(アウグスティナー・ブラウ エーデルストッフ)
・ヘレスビール
・発酵の種類:下面発酵
・色:淡い金色
・アルコール度数:5.6%
アウグスティーナー・ブロイは1328年創業のミュンヘン最古の独立系醸造所で、エーデルシュトッフ・ヘレスは最も人気のある商品の一つです。ピルスナーに比べ、ヘレスはホップが控えめになっており、少し甘めでまろやかなフルーティーテイストが特徴です。
口の中に広がる干し草のような香り、そしてビスケットや蜂蜜、カモミールのような遊び心のある香りも感じられるので、表情豊かなビールです。
優しい喉越しと程よい甘味があるので、日本ではあまりビールに親しみがなかった、ビールの苦味が得意ではないという方にも是非試してみてほしいと思います。
Köstritzer Schwarzbier
(ケストリッツァーシュヴァルツビア)
・黒ビール
・発酵の種類:下面発酵
・色:ダークブラウン
・アルコール度数:4.8%
ドイツで最も有名な黒ビールのひとつであるコストリッツァー。
1543年からGreiz地区のKöstritzer醸造所で造られ始めたという、長い歴史を持つこの黒ビール。
ローストしたナッツのような香ばしい香りと、ビターチョコレートのような風味とコクが特徴です。
ドイツを代表する文豪であるゲーテは、病気で食事ができない時にこのKöstritzer schwarzbierだけで生活していたという話もあるほど有名なこちらの黒ビール。
コクがありながらもアルコール度数は抑えめなので、意外にさっぱりと飲めるのも人気の理由の一つです。
個人的な意見ですが、私は秋の夜長を感じるようになると黒ビールが飲みたくなります。
部屋の窓を開け、月を眺めながらまったりと飲む黒ビールは格別の美味しさです。
最後に
今回はベルリンのスーパーで買えるドイツビール5選という事で紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
ドイツにはまだまだ豊富な種類のビールがあり、今回の5選はもちろんですが、他にも個性豊かなキャラクターを持つビールが沢山あります。
それぞれの銘柄が持つ深みのある味わい、そして喉越しの後に口に広がる様々な味のレイヤーを楽しめるのが、ドイツのビール全般に言える特徴だとだと思います。
そして近年はクラフトビールも流行っており、ベルリンでもすでに激戦となっていますので、そちらも今度ご紹介したいと思います。
それでは皆さんも是非色々な銘柄を試してみて、自分のお気に入りのドイツビールを見つけてみて下さい☆
Schusei
写真を用いたFine-Artとパーソナルジャーナリズムを展開しています。ドイツと日本をベースに、電子音楽家とデザイナーとしても活動中。