ベルリン＝ダーレム植物園はベルリンのシュテーグリッツ＝ツェーレンドルフ区にある動物園。
43ヘクタールの敷地に22,000種の植物が栽培されている。入場者は年間、数十万人を数える。
ダーレム地区ではなく、実際には隣接するリヒターフェルデ地区に位置する。

16世紀の選帝侯ヨハン・ゲオルク3世の時代、庭師によって宮廷のための果樹園や野菜園が設けられ、現在はハインリヒ＝フォン＝クライスト公園となっているエリアは、王立醸造所のホップ栽培や果樹園だった。19世紀のはじめ、植物学者のカール・ルートヴィヒ・ヴィルデノウがベルリン大学の研究施設として、植物園に育てあげた。

1903年4月にプレオープン、1904年に野外施設が完成し一般公開された。
公式な開所日は植物学博物館の建物が完成した1910年5月。

第二次世界大戦での破壊によって園は衰退。戦後、1945年に園は再開されたが、食料野菜の栽培に用いられていた。
アメリカ合衆国の資金援助で再建が始められ、1968年に園の再建が完了。
1996年から園と博物館はベルリン自由大学の施設となった。