トイフェルスベルク(悪魔の山)は、ベルリンのグルーネヴァルト地方にある人工の丘。
第二次世界大戦後20年間に、ベルリンから約7500万立方メートルの瓦礫を移動させることによって作られた。
ベルリンのグルーネヴァルト森の北にある、周辺からは約80メートル、海抜120.1メートルの高さにある。名前の由来は近くにあるTeufelssee(悪魔の湖)にちなんでいる。
未完成だったナチス軍事技術大学を覆っている。
ドイツやヨーロッパの他の戦争で荒廃した都市には、同様の人工の瓦礫の山がたくさんあるが、未完成のナチス軍事技術大学がその下に埋まっているという点は独特の特徴である。
冷戦時代、丘の上に米国の軍事基地があった。
現在、基地はフェンスで囲まれており、現在、入館には費用が必要。
1957年11月14日、1000万立方メートルが堆積され、1972年には投棄が禁止された。
約2,600万立方メートルのがれきが残った。当時の西ベルリンの上院は 美化プロジェクトとして、丘の上の植物の緑化を推進した。
1955年2月、長さ24mのスキージャンプが丘の上にオープン。より大きなスキージャンプが1962年3月4日にオープンし、5,000人の観客を収容したが、1969年に終了し、1999年に撤去された。軍事基地内部は、さまざまな壁画と落書きで覆われていてストリートアーティストにとって魅力的な存在になり、映画やテレビ番組のロケ地となっている。
1990年代、ベルリンの経済成長に伴い、投資家がホテルやアパートを建設する目的でこの山の土地を購入した。基地を「スパイ博物館」として保存するという話があったが、建設プロジェクトは中止され、廃墟となった。
2016年の夏、家主のマーヴィンシュッテは、塔に登り、廃墟となった建物を埋め尽くす、進化し続ける「ストリートアートギャラリー」をとして訪問者に観賞用サイトを公開した。
2013年9月、米軍トイフェルスベルクのベテランは、トイフェルスベルクの頂上にあるフィールドステーションベルリンの常設建物の建設から50周年を記念して、シンデレラ切手の特別な記念号と記念の盾を捧げた。